両手仲介の心得
仲介業者さんに両手仲介の心得を聞きました。
・一般的、原則はどこかまず知っている。プロフェッショナルとして当然に理解している。その上で売主・買主(貸主・借主)が納得して着地できる点はどこかを探る。
・売主・買主(貸主・借主)のどちらかに偏ってはならない。偏っていると、どちらかからクレームが来る可能性がある。
あくまで、売主・買主(貸主・借主)どちらにとっても忠実な代理人であるべき。
・一般的に売主が不動産のプロ、買主が不動産のアマの場合、売主と買主には情報の非対称性がある。
売主が「瑕疵担保免責」という条件で売却する場合、その背景・意図についてきちんとヒアリングをしたうえで、買主に伝える必要がある。
決して「瑕疵担保免責」という文字面だけを伝えて納得させたはならない。
わかっていない買主に対しては更地できれいになっている土地と言っても、
一般的にどういうリスクがあるか(例えば、土壌汚染、地中埋設物、境界問題など)をきちんと説明しないといけない。
後から想像以上の瑕疵が発見された場合、心づもりをしているかしていないかで全く買主の印象は違ってくる。
・売主が不動産のアマの場合、重要事項説明書に記載していない事柄がでないよう、入念にヒアリングを行う。
地中埋設物などすべて告知してもらうようにする。
何回も入念にヒアリングをしておけば、万一あったとしても、売主も責任を感じてくれる。
仲介業者のの調査不足を言われないようにしなければならない。
本日は以上です。